世界パラ陸上競技選手権・最終日 辻選手銅メダル獲得!
【世界パラ陸上競技選手権大会ロンドン2017・最終日】
女子400m(T47)決勝に出場した辻 沙絵選手(日本体育大学)が1分00秒67で銅メダルを獲得しました。辻選手は、スタートから積極的にスピードを上げて走り、昨年のリオデジャネイロ・パラリンピックに続いてのメダル獲得となりました。辻選手は「これまではインレーンが多かったので、周りの選手を見て走れることが多かったのですが、今回は自分のなかであまりいいイメージのなかったアウトレーンだったので、前半は抑えるより、挑戦してスピードを上げていったほうがいいなと思ったし、監督からも「前半から戦いにいけ」と言われ、それができました。」と話しました。「今季は(ケガなどで思うように)調整が進まず、タイム的には間に合わせられませんでしたが、最後にメダルを取れてよかったです。」と喜びを語りました。指導する水野洋子コーチは「よく走り切ったと思います」と銅メダル獲得の辻選手を称えました。
メダルセレモニー終了後には、辻選手が水野コーチにメダルを首にかけ、抱き合って喜びを分かち合いました。辻選手は「今大会は200mで自己ベストが出て収穫の多い大会でしたが、反省点もある分、まだ伸びていけるかなと思えました。ロンドンは最高の最高の場所でしたが、「まだやれる」、そう思わせてくれた場所でした。」と決意を新たにしました。おめでとうございました。
協力:星野恭子