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大分国際車いすマラソン マルセル・フグ選手世界新記録!鈴木朋樹選手日本新記録!

10月21日(日)、「第40回記念大分国際車いすマラソン」が開催され、男子フルマラソンでT54クラスのマルセル・フグ選手(スイス)が1時間17分47秒の世界新記録で9度目の優勝を果たしました。2位は鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)で1時間18分37秒で日本記録、アジア記録を更新しました。

スタート直後から、マルセル、鈴木両選手が抜け出し、マッチレースの展開となり、世界記録を大幅に更新するタイムで疾走、37㌔付近でマルセル選手が鈴木選手を引き離しそのままフィニッシュ。1999年に同大会でハインツ・フライ選手(スイス)が出した世界記録1時間20分14秒を大きくタイムを更新する世界記録となりました。マルセル選手は「信じられないくらい嬉しい、夢をみているようだ。中間地点のタイムでいけると確信した。(今大会コースが変わり)とても好きなコースで走っていてとても楽しかった。(記録が出たポイントは)まず天気が良かった。次に自分の体調がすごく良かった。最後にレーサーのコンディションも良く、この3つが全てパーフェクトで今回の結果につながったと思う」と話しました。東京2020パラリンピックでマラソン、トラック競技で4つの金メダルを獲得したマルセル選手の走りはまさに王者の走りでした。

撮影:越智貴雄/カンパラプレス

 

一方、2位となった鈴木選手は「マルセル選手の走りに敬意を表したい。離されないように喰らいつくことだけ考えて走った。ついていくのが精一杯でしたが、沿道の方々の声援が力になりました。」と話しました。

 女子フルマラソンの部ではT54クラスの喜納翼選手(タイヤランド沖縄)が1時間40分13秒でこの大会3回目の優勝を飾りました。「きつかった。タチアナ選手と走れた事は楽しかった。自己ベストを狙っていたので悔しいかな。まだまだ力不足なので次に向けてまた頑張りたい」と話しました。

撮影:越智貴雄/カンパラプレス

 

大会には、マラソン・ハーフマラソンで海外選手含む131名が参加しました。大会開催に向けてご尽力されました関係者の皆様、スポンサーの皆様、そして毎大会選手を支えてくれるボランティアの皆様、本当にお疲れ様でした。

◆大会成績はこちらから

 

 

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