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「2019WPAマラソン世界選手権(ロンドンマラソン)」鈴木朋樹選手3位!
「2019WPAマラソン世界選手権(ロンドンマラソン)」が28日、ロンドン市街で行われ、車いすの部で鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)が3位に入りました。タイムは、1時間33分51秒。 2020年東京パラリンピック出場の国枠を獲得し、鈴木選手は有力な推薦候補として大きな前進となりました。
鈴木選手は、25キロ付近から東京マラソン優勝者のマルセル・フグ選手(スイス)、ボストンマラソン優勝者のダニエル・ロマンチュク選手(アメリカ)の三つ巴となってレースを展開、激しくトップ争いを演じ、見事、銅メダルを獲得しました。鈴木選手は「この大会にピークを合わせていたので調子は良かった。レースでは、タワーブリッジ辺り(20キロ)で予想通り、マルセル、ダニエルが仕掛けてきた事にしっかり対応できたことは良かった。ラスト2キロ弱でのスプリント勝負では課題が見えたが所々のスプリントでは、2人に追いついている部分もあり、トレーニングの成果が出ていると思う。2020年まであと1年あるので、もう少しトレーニングを突き詰めていきたい」とレースを振り返りました。 その他の男子は、西田宗城選手(バカラパシフィック)が8位(1時間37分33秒)、山本浩之選手が10位(1時間37分34秒)でした。
女子は、喜納 翼選手(タイヤランド沖縄)が1時間51分22秒で5位に入りました。喜納選手は「今日は、風が強かったレースでハードでした。前半が良かっただけに後半が悔しい結果でした。昨年のこの大会よりは成長した走りだったと思うので、また、しっかり練習していきたい」と話しました
指宿強化委員長コメント「しっかり結果を残してくれました。今回のWPAマラソン選手権で東京パラリンピックのマラソンの出場枠を獲得した鈴木選手は有力な推薦候補です。昨年のアジパラのトラック種目では中国やタイの選手に対応できていませんでしたが、大分国際マラソンでは日本人1位になり、今回の大会で3位になり、2020東京パラリンピックのマラソンの有力なメダル候補に成長したと言えます。これは所属企業や、サポートスタッフの功績も大きい。喜納選手については、昨年よりも確実に成長しており、来年のマラソンワールドカップに期待したい。」
この事業はJSC競技力向上事業としておこなわれています。