JPA 一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟

世界パラ陸上競技選手権・選手コメント(2日目)

 女子走り幅跳び(T44)に出場した高桑早生選手(エイベックス・グループ・ホールディングス)は、3回目の跳躍の4m80が最高で5位の結果に終わりました。「跳躍に関しては今できることは精一杯できたと思います。助走の走りがよくなっていたので、100mに関してのいい準備になったかなと思います。ロンドンに入ってから、日を追うごとにいい感覚に戻っているので、100mが楽しみになりました。」と話しました。

車いす女子1500m(T54)予選2組目に出場した中山和美選手(アクセンチュア)は3分30秒29の結果で決勝進出はなりませんでした。「(8レーンという)スタート位置から、集団の後方に入ることは予想はしていたので、中盤以降、「前へ、前へ」という強い気持ちで、中国選手を追いました。最後は離されてしまったが、集団で走るのは楽しいし、レース展開も勉強になりました。調整はうまくできているので、400mで自己ベストを出したいと思います。」と次の競技に向けて意気込みました。

協力:星野恭子 撮影:越智貴雄/カンパラプレス



 女子200m(T38)決勝に出場した高松佑圭選手(堺ファインズ)が日本記録を更新しました。前半から積極的に力強い走りを見せ29秒56のタイムでした。(順位は6位)高松選手は「ロンドン入りしてからも緊張してましたが、よく走れたと思います。後半、足がつりそうになったけど」と笑顔で話しました。残り2種目(100m、400m)、特にリオパラリンピックで7位になった400mに期待がかかりますが、「自信を持って走りたい」と意気込みました。

日本記録更新した高松選手

 同じく女子200m(T47)決勝では、辻 沙絵選手(日本体育大学)が、26秒84でこちらも日本新記録で6位になりました。辻選手は「ずっと目標にしてきた26秒台を、この素晴らしい舞台で出せて一安心しています。昨日の反省をいかせたことが好記録の要因です。昨日はスタートがやり直しとなり、2本目はピストル音の反響でスタートしたため、出遅れてしまった。今日はピストル音でしっかりスタートしようと意識したことを、しっかりレースのなかで出すことができたと思います。でも、自己ベストがでて、自分がレベルアップしていることは実感できたが、世界もレベルアップしているので、その差を縮めていくことが課題だと思います。」と話しました。辻選手も残り2種目(100m、400m)あり、メインの400mは最終日。「そこに向けてこの後もしっかり調整していきたいと思います。」と意気込みました。




 男子100m(T47)に多川知希選手(AC・KITA)、芦田 創選手(トヨタ自動車)が出場しました。多川選手は、予選11秒38のタイムで午後に行われる決勝に進み、決勝では11秒54の結果でした。多川選手は、「(予選は)今季2番目の良いタイム。なんとか決勝に残れてよかったです。スタートはわりとうまくいったが、後半に離されてしまうことが課題。他の選手は意識せずに走れたとは思います。リレーもしっかり頑張りたい」と話しました。

 一方の芦田選手は、11秒80で決勝進出はならなかった・芦田選手は「タイム(11秒80)はちょっと遅かったが、前半はしっかり走れたので、それは(専門の)跳躍につながっていくかなと思います。跳躍種目でしっかり踏み切ることを意識し、重心を高めにいった分、スピードにのせきれなかったかなと思います。ピーキングはメインの走り幅跳び(19日)に合わせていきたいです。」と今季好調な跳躍(走幅跳び、三段跳び)に照準を合わせました。




 女子やり投げ(F46)に出場した加藤由希子選手(SMBC日興証券)は、26m48の5位の結果でした。ロンドン入りしてからも調子は良さそうでしたが、ファウルを連発、普段の力を発揮することなく競技を終了しました。「(各選手の)記録からメダルも狙えると思ったし、公式練習でも30mを超えて調子は悪くなかったのですが、1投目はライン踏み越し、2投目はやりの着地違反でした。コーチの指導に修正ししようとしましたが、3投目以降も、やりの着地違反と判定され、ファウルが続いてしまいました。6本目はとにかく記録を残そうとしました。」と悔いの残るコメント。

車いす女子200m(T53)決勝に出場した小西恵子選手(シーズアスリート)は、33秒97で8位の結果でした。「世界選手権出場は今回で3回目ですが、ロンドンが観客もいちばん多く、雰囲気も素晴らしく、こんな環境で走ったことがなかったので、まずレースを楽しめたなと思います。イギリス選手によるワールドレコードが出たレースを一緒に走れ、光栄でした。私自身の走りとしては、体調は万全でしたし、自己ベストを出したかったのですが、届かずに残念です。次の100mは予選があります。持ちタイムでは9番目の私はいちばん挑戦者の位置にいます。レースまで少し間も空くので、決勝に進めるようにしっかり調整したいです。」と話しました。

協力:星野恭子 撮影:越智貴雄/カンパラプレス
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