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東京レガシーハーフ マラソン2025 鈴木朋樹選手4連覇 女子は仲嶺選手が優勝!
東京レガシーハーフ マラソン2025
10月19日、「東京レガシーハーフマラソン2025」が国立競技場発着で行われ、車いすの部(T53/T54クラス)男子は、鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)が43分08秒で優勝し、大会4連覇を達成しました。2位には 吉田竜太選手(SUS)が45分43秒で、3位には 岸澤宏樹選手(日立ソリューションズ)が46分13秒で入りました。12日にシカゴマラソンに出場し3位に入って帰国後すぐのレースだったという鈴木選手は、「内臓疲労もあり後半はきついときもあったが、4連覇できてよかった。大会記録(42分19秒)更新も狙ったが難しかった。この大会は一般のランナーとすれ違う箇所がいくつかあり、大きな声援をいただいた。車いす選手へのリスペクトを感じ、ありがたく思った。その声援のおかげで最後まで走り切れた」と感謝の思いを語り、「5連覇、10連覇したい」と力強く誓った。

女子は 仲嶺翼選手(ミサトスイミングスクール)と 土田和歌子選手(ウィルレイズ)がデッドヒートの末、52分14秒で同タイムフィニッシュとなりましたが、ラストの直線で追い込んだ仲嶺選手がわずかに先着し、2大会ぶり2回目の優勝を果たしました。3位は1時間22秒で 瀧村和美選手(日本オラクル)でした。仲嶺選手は、「スプリント勝負になると思っていなかったが、最後まで出し切ろうと思い、フィニッシュまで走り抜けた。そういうレース展開で勝ち抜いたことは初めてで、良い経験になった。」と充実感をにじませました。

視覚障がいの部(T11/T12クラス)男子は 熊谷豊選手(三井ダイレクト損保)が1時間10分54秒で連覇しました。前回大会でT12男子の世界新記録(1時間9分33秒)を樹立し、今年も更新を狙っていましたが、「届かずに悔しい部分はある。でも、最後まで自己新を目指してがむしゃらに走ったので、結果には満足。これからのマラソンシーズンにつなげていきたい」と、さらなる高みを見据えていました。

東京レガシーハーフマラソン2025レース終了後には、恒例となった「パラ陸上教室」も行われました。参加者は100人を超え、それぞれレーサー(競技用車いす)教室、フレームランニング教室、チャレンジ陸上教室に分かれて体験しました。レーサー教室では、仲嶺選手などレースを終えたばかりの選手たちもサポートとして参加。参加者からは「楽しかった」の声や笑顔も見られ、充実の時間となったようです。日本パラ陸上競技連盟はこれからもこうした活動に参加し、パラ陸上の普及に努めていきます。サポートいただきました皆様、ありがとうございました。
