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東京レガシーハーフマラソン2022 唐澤選手、井内選手が世界記録 車いすは鈴木、土田選手が優勝
16日、「東京レガシーハーフマラソン2022」が国立競技場発着で開催され、パラアスリート視覚障がいの部男女で世界記録が誕生しました。男子は、T11クラスの唐澤剣也選手・小林光二ガイド(共にSUBARU)が1時間8分30秒のタイムでフィニッシュ、今年2月に自らが出した世界記録を更新しました。競技後の会見で「今大会自信を持って大会に臨めた。練習の成果が出てよかった。」と話しました。スタートから良い位置取りを確保するため、スピードを上げ、レースプランの「ペースとして3分10秒前後、後半の上り坂を粘ってラストスパートにつなげる」の通り、会心のレースでした。ガイドの小林さんも「夏の練習の成果もあり、タフになっている・ラスト5㌔に現れている」と唐澤選手の強さを感じていました。東京2020パラリンピック5000mで銀メダルを獲得、来年の世界パラ陸上競技選手権、再来年のパリパラリンピックで金メダルを狙いを定めており、「今日の結果で夏場の練習でスタミナがついていることが確認できたので、これからスピードに切り替えたりしてトラック競技に移行できたらなと思う。」と次に向けて意気込みを話しました。
女子ではT11クラスの井内菜津美選手(みずほフィナンシャルグループ)・鈴木陽平ガイドが1時間31分41秒のタイムで世界新記録を達成。「世界記録が目標だったので達成できて良かったです。たくさんの方々のサポートのおかげてす。感謝しています。12月の防府読売マラソンに向けて自信になりました。」ハーフマラソンのチャレンジは3回目の井内選手は競技後笑顔で喜びを話しました。おめでとうございました。
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車いすの部は、男子は14名の選手が参加し、鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)が42分19秒のタイムで優勝しました。「沿道の応援や一般ランナーの方々の応援がたくさんあって温かいハーフマラソンでした。来年のパリの世界選手権に向けて新たなスタートが切れることができました。」と話しました。
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女子は、4名が参加し土田和歌子選手(ウィルレイズ)が50分01秒で優勝しました。土田選手は「東京パラリンピックから1年ぶりにコースを走り、当時の思いが蘇ったレースでした。たくさんの声援が後押ししてくれました。ありがとうございました」と話しました。
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