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NAGASEカップパラ陸上競技会 保田明日美選手が世界記録達成
7月2・3日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で「WPA公認 NAGASEカップパラ陸上記録会」が開催されました。パラ陸連主催大会で初となる冠大会として特別協賛に長瀬産業株式会社様が付き、パラ選手には世界記録樹立者には賞金が出る大会として健常者、パラ選手293名が参加しました。
初日は、長瀬産業社員でもあるブラインドT11クラス和田伸也選手、長谷部匠ガイドが800mで2分4秒17のタイムで自身のアジア記録を更新、応援に駆け付けた社員の方々の期待に応える見事な走りでした。
和田選手は「自己ベスト出せてよかった。ウォーミングアップから首などを冷やすなど少し工夫してレースに臨めたことが良かった。800mを一般の方々と一緒に走るのは初めてで、良い刺激を与えてくれてタイムにつながったと思う。(長瀬産業)朝倉社長や社員の方が応援に来ていただいて、良いエネルギーを与えてくれて感謝しています」とレースを振り返りました。
最終日には女子400mで義足T63クラスの保田明日美選手(みえのパラ)が1分21秒50の世界記録をマークし、世界記録ボーナスを獲得しました。「みなさんの声援で走り切ることができました。健常の選手たちと一緒に走れて、喜んでいただいてとてもうれしいし、良い刺激になりました。賞金は、少し自分の楽しみに使って、残りはこれからの競技資金に充てていきたい」と笑顔で話しました。
大会特別協賛の長瀬産業の朝倉研二社長は、「4年前に和田選手との出会いがスタート。東京パラリンピック終了後、どうやって継続してサポートしていこうかと考えたとき、単に連盟協賛ではなく、会社全体の一体感が重要と考え、ボランティアの重要性も含めて今回大会に協賛しました。これからも会社全体でパラスポーツを盛り上げていきたい。単にトップ選手の大会だけでなく、中学生や高校生なども育つ大会にしていき、可能な限り続けていきたい」と開催に至る経緯と今後について話しました。
増田明美会長は「長瀬産業社員の方々がボランティアとして大会をサポートしていただき、本当に感謝感激です。これからも連盟と企業が一緒に作っていく大会にしていきたい。日本パラやジャパラとは一足違う大会として工夫しながら育てていきたい。」と感謝を述べました。
大会準備から大会終了までたくさんの長瀬産業社員の方々、関係者の方々にご協力いただきました。ありがとうございました。