- トップ
- 第70回記念別府大分毎日マラソン大会 T11クラス和田伸也選手世界新記録達成!
第70回記念別府大分毎日マラソン大会 T11クラス和田伸也選手世界新記録達成!
6日、第70回記念別府大分毎日マラソン大会(大分市高崎山・うみたまご前スタート~別府市亀川漁港前折り返し~大分市営陸上競技場ゴール)が開催され、視覚障がいの部でT11クラスの和田伸也選手(長瀬産業)が2時間26分17秒の世界新記録で優勝しました。また、同クラスの唐澤剣也選手(群馬県社会福祉事業団)も2時間28分26秒のタイムで従来の世界記録を更新してフィニッシュしました。
※従来のT11クラスの世界記録 2時間31分59秒(2007年・イタリア)
和田選手は、競技後「強風のコンディションでしたが自己ベストと15年ぶりの世界記録更新ができて大変うれしいです。これまで協力して下さった皆様に感謝いたします。」と笑顔で喜びを話しました。昨年の東京2020パラリンピックで1500mで銀メダル、5000mで銅メダルを獲得し、「今度はマラソンに力をいれていきたい」と話していた通り、素晴らしい走りでした。
一方、唐澤選手は、「後半、きつくなってしまった。35㌔までは和田選手と一緒に走ることができたが、力不足でした。2時間30分を切れたことは自信になった。次に向かってまた鍛えていきたい」と話しました。和田選手と唐澤選手は、出場する大会は常にしのぎを削ってきました。これからも二人の熱い戦いは続きます。おめでとうございました。
上肢障がいの部ではT46クラスの永田務選手(新潟市陸協)がハーフ通過タイムを1時間10分57秒で走り、自身の持つ世界記録を更新しました。おめでとうございました。
◆和田選手ガイド矢嶋謙悟さん「今回は序盤の向かい風が強かったところでも大きくペースを落とすことなく行けたところと、良い集団の後ろで後半伴走へ繋ぐ事が出来たことが良かったと思います。世界記録更新に携わることができ、とても嬉しいです。」
◆和田選手ガイド長谷部匠さん「後半伴走を務めさせて頂き世界新記録更新に貢献でき良かったです。後半はお互い声をかけ合いながら楽しく走ることが出来ました。」
◆唐澤選手ガイド小林光二さん「まずは和田さんペアが強かった、完敗です。これからも切磋琢磨し、共に強くなりたいと思います。今回は私の配慮不足があり、唐澤さんをややハイペースで推移させてしまったと思います。足を最後まで残してやれませんでした。次、頑張ります」