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びわ湖毎日マラソン 永田 務選手アジア記録更新
「第76回びわ湖毎日マラソン大会」が28日、滋賀県大津市・皇子山陸上競技場発着で行われ、パラ陸上競技選手の永田 務選手(T46・社会福祉法人新潟県身体障害者団体連合会)が従来のアジア記録を更新する2時間25分23秒でフィニッシュ。また、永田選手のハーフタイムは、1時間11分16秒のタイムで世界記録樹立する見事な走りでした。今回のタイムは、WPAに申請することになっており、東京2020パラリンピックマラソン24か月ランキングで2位相当に入るタイムで、東京パラリンピック出場に向けて大きな前進となりました。
永田選手は「タイムを狙っていくレースは久しぶりだったので準備として自己記録更新した時のタイムを見直して挑みましたが、悔しさの残るレースでした。平常心で走ろうと思ったがなかなか難しく今後の課題」と話しました。大会直前まで約1ヶ月宮崎県延岡市の旭化成陸上部のトップ選手達と練習を行い、この大会にかけてきました。「旭化成の選手の方々は必死に練習しているのがヒシヒシと感じた。」と刺激を受け、充実した練習期間となったようです。旭化成陸上部の宗 猛総監督は「走りを見たとき、2時間24~26分のタイムで走れるだろうと思った。まずは良かった、これからもしっかり頑張って欲しい」とコメントしました。レース後、「今大会、出場のチャンスをくれた主催者はじめ関係者の方々に感謝いたします。旭化成陸上部のみなさんにも本当に感謝です。」と話し、フィニッシュ直後に涙を流した事については「自己記録更新を狙っていたので自分のふがいなさに涙が出てしまった。でも、このままでは終われないという次に向けての涙です」と決意を話しました。自宅で応援している家族には「(奥様には)育児に大変な時に長期間家を空けることにも気持ち良く送りだしてくれた。大変感謝しています」と話し、東京2020パラリンピックのマラソン競技は最終日の9月5日で、この日は奥様の誕生日。「(東京パラリンピックで)走れることができたら、メダルをプレゼントしたい」と笑顔で話してくれました。 おめでとうございました。