マルセル・フグ選手、ジェーク・ラピン選手が小学校を訪問。
昨日(5日)、東京マラソンの車いすレースで大会新記録で優勝、車いすマラソンの世界記録保持者でパラリンピック金メダリストのマルセル・フグ選手(スイス)が、ジェーク・ラピン選手(オーストラリア)とともに6日、世田谷区立明正小学校を訪問しました。
東京パラリンピックではアメリカチームの事前合宿地となった世田谷区は、パラスポーツの理解促進に取り組んでおり、今回、東京マラソン財団の協力を得て、世田谷区とパラ陸連のコラボレーション企画として学校訪問が実現し、トークセッション、競技用車いすの体験会が行われました。 同小学校では、5年生が共生社会を勉強しており、およそ150名が参加、トークセッションでは多くの質問が両選手に寄せられました。
レーサーのスピードが時速35キロ、下りでは65キロにもなると聞いた小学生からはどよめきがあり、「これからの一番の目標は何ですか?」という質問にフグ選手は「大事なことは、ひとつひとつ課題を克服することです。 そうすれば結果がついてきます」と回答し、生徒達は真剣に耳をかたむけていました。
レーサー体験会では、フグ選手とラピン選手から声をかけてもらいながら交流を楽しむ小学生の姿がありました。 最後に全員で記念撮影。 終了後、フグ選手は、「このような学校訪問は初めての経験。とても楽しかったし、いい経験になった」と話していました。
車いす選手との交流を通して小学生は車いすレースのすごさを感じてくれたようです。 また「相手の立場になって考えるきっかけになりました」とのコメントもあり、とても有意義な一日だったようです。
明正小学校の5年生は、明日(7日)に世田谷区陸上競技場で開催される世田谷車いす競技会を観戦する予定になっています。