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佐藤友祈選手、800m、5000m2種目世界記録達成!自身4種目で世界記録保持者
1月20日からキャンベラで開催されている国際大会「サマーダウンアンダー2019」で、車いすT52クラスの佐藤友祈選手(GROP SINCERITE WORD-AC)が、800mと5000mで世界記録を更新しました。佐藤選手は、現在、400m、1500mでも世界記録保持者になっており、今大会で4種目の世界記録保持者となりました。21日の800mは、1分51秒57のタイム(従来の世界記録1分51秒64)、22日の5000mは12分27秒54のタイムでした。(従来の世界記録12分29秒18)
佐藤選手は、「日本と気温差の大きいオーストラリア(夏)に行って対応できるかどうか?などの不安も大きかったが、日本の夏とは違いジメッとした感じがなく、体も早く順応してくれました。全体的に良いスタート(シーズンイン)になったと思います。記録達成は素直に嬉しいです。5000mは初めての公式レースで緊張もしましたが、ここまで積み重ねてきたトレーニングが間違いなかったと証明する結果となり良かったと思います」と話しまた。
昨年のアジアパラ競技大会後の冬場のトレーニングも、地道に走り込みやウエイトトレーニング(握力がないため、バーのみで)やエルゴマシンを使った心拍、持久、瞬発力の強化に取り組んでおり、「冬に取り組んできたトレーニングの成果が出ていると思う」と納得のコメント。
今年のメインは、11月に開催される世界パラ陸上競技選手権大会(ドバイ)。2020年東京パラリンピックの種目でメインの400m、1500mも今大会、しっかり走っており、「世界パラは東京へ向けて弾みをつける上で、重要な大会と認識しているので、金メダル2種目獲得は必須だと考えています。」と意気込みました。
※競技写真は別大会の写真。