世界パラ陸上競技選手権・山本選手銀メダル!
【世界パラ陸上競技選手権大会ロンドン2017・5日目】
男子走り幅跳び(T42)で世界パラ3連覇を目指した山本 篤選手は銀メダルの結果となりました。
逆転を狙った最終6回目の跳躍で6m44のシーズンベストをマークし、会場を沸かせましたが、金メダルとなったダニエル・ワグナー選手(デンマーク)の6m50に6センチ届きませんでした。山本選手は競技終了後のインタビューで「シーズンベストなので、コンディションをこの大会に合わせることはできたと思います。ただ、銀メダルというのだけが、いけてないですね。悔しいです。「もっとガンバレ」と言われている気がします。今日は6m50くらいが優勝ラインだと思っていて、跳べなかった人が負けということでしょう(優勝したワグナー選手の記録は6m50)。」と今大会勝負にこだわってきただけに悔しいコメント。しかし、昨日の100m、今日の走り幅跳びと大舞台で力を発揮し、シーズンベストを記録するところはさすがでした。
次に向けては、「技術的にはまだやりたいことがあるので、3年後の東京パラリンピックでピークになるよう、1年1年課題を持ってやっていきたい。今日、負けたことでモチベーションはあがりました。勝ち続けると慢心になってしまうし、負けたのは、まだまだやるべきことがあるのだと受け止めています。この悔しさはまず、2年後の世界選手権で晴らし、2020年東京パラリンピックでの金メダルにつなげたいです。」と力強く次の目標に向かってコメントしました。銀メダルおめでとうございました。(撮影:越智貴雄)