World Para Athletics Grand Prix 2017 Desert Challenge
2017-05-16 |
World Para Athletics Grand Prix 2017 Desert Challenge
12日~13日、アリゾナ(米国)で、「World Para Athletics Grand Prix 2017 Desert Challenge」が開催されました。この大会の注目は、昨年のリオパラリンピック車いす400m、1500m(共にT52)で銀メダルを獲得した佐藤友祈選手(WORLD-AC)が、佐藤選手に勝ち金メダルを獲得したライバルのレイモンドマーティン選手(米国)との再戦です。結果は、佐藤選手が2種目で日本記録更新するタイムで勝利し、見事、リオパラリンピックのリベンジを果たしました
400mは、予選から2008年北京パラリンピックの伊藤智也さんが出した日本記録57秒25を更新する57秒16で1位通過を果たし、決勝は、スタート直後からマーティンが先行、バックストレートで追い風にのり一気に加速した佐藤選手は、スピードを落とすことなくマーティンを追い、ゴール10m手前でマーティンを抜いて予選で出した日本記録を更に上回る56秒35でフィニッシュしました。また、1500mは、ロングスパートで3分40秒48で自身の持つ日本記録を更新しました。順調にいけば、7月の世界パラ陸上競技選手権(ロンドン)で再度、対戦が予想され、佐藤選手、マーティン選手のライバル対決は今後も目が離せません。おめでとうございました。 【佐藤選手コメント】 今大会は7月の世界選手権に向けて、ライバルのレイモンドマーティン含むアメリカ勢との差を確認する為のレースでした。400m決勝では、昨年から改善してきたスタートが上手く噛み合い、ラスト10mではマーティン選手を完全に捉えることができた。1500mについては、レース状況を考え、ラスト400mのロングスパートで勝負をつけるように切り替えました。両種目とも、日本記録(自己ベスト)を更新する事ができたので、全体を振り返って良かったように思います。今後(世界選手権や東京2020)に繋がる良いレースができたと感じています。 【松永監督コメント】 今年の最初のピークをこの大会に合わせて来た。ポイント練習に先週の大分パラ陸上を走ったが、それが良い刺激になっている。アメリカチームは他の選手もかなり力を伸ばして、T52クラスは今後混戦が予想されます。対策と準備を進めて、世界選手権でしっかり戦えるようにして行きたい。引き続き応援をよろしくお願い致します。 |
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