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「東京マラソン2024」鈴木朋樹選手が優勝
3月3日、「東京マラソン2024」が行われ、車いすマラソンの部に計39選手が出走しました。男子は鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)が18kmすぎに並走していたダニエル・ロマンチュク(アメリカ)を突き放して独走となり、2位に5分以上の差をつける1時間23分5秒のタイムで、2020年大会に続く2回目の優勝を果たしました。
鈴木選手は今レースの目標タイムとして「1時間21分台」を掲げており、「序盤からガンガン(ペースを)上げて、自分でレースを引くというレースだった。ダニエル選手が離れてからは目標に向かって淡々と走った」と振り返りました。フィニッシュタイムについては、「前半はダニエル選手との仕掛け合いできつく、浅草辺りから一人で走る展開になり、自分との戦いだった。ビル風も強く、ペースのキープも難しかった。最低限の目標(1時間23分台前半)はぎりぎり達成でき、今の時期としては評価できる」とうなずきました。
女子はスイスのマニュエラ―・シャー選手が1時間40分10秒で2年連続4回目の優勝を飾りました。日本人1位は1時間44分22秒で全体6位に入った土田和歌子選手(ウィルレイズ)でした。スタート直後から上位3選手とは離れたものの、第2集団で前を追って行こうとしたという土田選手は、「及ばなかったが、感覚的には悪くなく、力は出し切った」と振り返り、昨年は体調不良などが続き苦しみましたが、「力は少しずつ戻ってきている」と手応えを語りました。今後の課題として、「スプリント力を高めることもそうだし、アベレージをあげるような耐久力もつけていきたい」と前を見据えていました。